「春めくや 人さまざまの伊勢参り」
「思い立つ 其の間こそ遥かなれ 出づれば易き伊勢の巡礼」
古くは平安前期の小野篁(たかむら 802〜853年)の「伊勢三十三所巡拝記」、
明暦年間(1655〜1658)の「勢陽雑記」、
寛保元年(1741年)龍集による伊勢巡礼案内記など、
千年以上の由緒ある伊勢路の観音霊場も江戸末期から時代の荒波に翻弄され、
明治・大正・昭和を経て変遷し、統廃合をしながら
平成18年に至って、その歴史を鑑みながら再編成されました。
寛保元年(1741年)当時、九番札所であった國束寺は
平成18年より元九番札所として再加入いたしました
これから巡礼に旅立たれます皆様、
道中くれぐれもお気を付けになり、
こころ穏やかに成満を迎えられ、
観音さまの功徳を頂戴されますよう心より祈念申しあげます。